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ハワイ・ファイブ・オー|シーズン6|エピソード17を徹底解剖!

ハワイが大好きな私は、もちろん、ハワイを舞台にした「ハワイ・ファイブ・オー」(Hawaii Five-0)が大好きです。

本記事では、ハワイ・ファイブ・オー、シーズン6、エピソード17(第17話)について徹底解剖します!

エピソード17も、ここには書ききれないほどの内容の濃さですが、結末がわからない程度に解説していきます。

予備知識なしでハワイ・ファイブ・オーを観たい方は下のリンクからどうぞ。

いちど観たあとで読んでいただいても、さらに楽しめますよ。

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ハワイ・ファイブ・オー シーズン6 エピソード17(第17話)のタイトル

「裏切られた愛国心

Waiwai:「資産」などを意味するハワイ語。)

英語では、Assets

  • waiwai:商品、財産、資産、貴重品、価値、富、重要性、利益、財産、使用;役に立つ、貴重な、豊かな、高価な、財政的な。

さあ、waiwaiの意味をひも解いていきましょう。

ハワイ・ファイブ・オー シーズン6 エピソード17(第17話)の登場人物

ハワイ・ファイブ・オーメンバー

メインストーリー

トミー・ルアナ
TOMMY LUANA
事件の被害者
デビッド・ヤン
DAVID YANG
漢方薬店の店主。
腕のいい美容外科医だったが、麻薬を処方して医師免許を失った。
マックス・バーグマン
MAX BERGMAN
検死官
デューク・ルケラ
DUKE LUKELA
いつもファイブ・オーを支援しているホノルル警察巡査部長
クリス・ダルトン
CHRIS DALTON
32歳前歴なし
オアフ島にあるコンピュータ会社、シレックス・ラボ(SILLEX LABS INC.)のサイバーストラテジスト。
エリオット・ブレナー
ELLIOT BRENNER
シレックス・ラボ社の内務調査担当者
アンナ・ノビック
ANNA NOVICK
ダルトンの彼女

サイドストーリー

ロバート・コフ(コフリン)
ROBERT COUGHLIN
連邦検事。
アビーの上司。
レックス・コフ
REX COUGHLIN
ロバート・コフの兄。
ガブリエル・ウェインクロフト
GABRIEL WEINCROFT
麻薬カルテルの大物
チンの元義弟(亡くなった妻の弟)

ハワイ・ファイブ・オー シーズン6 エピソード17(第17話)のあらすじ

エピソード17は、過去のエピソードと話がつながっています。

少なくとも、エピソード15のサイドストーリー(ダニーとクララがFBIの取り調べを受けた話)を先に観ておいたほうが楽しめます。

ファイブ・オー・メンバーは、エピソード15でダニーがFBIの取り調べを受けた件について情報共有します。

メインストーリー

病院で

交通事故の患者が救急搬送された。

手術室に入ってきたのは、アメリカ本土、クリーブランドから来た新任の女医だった。

女医がメスを手にすると、手術室にいた医療スタッフ4人と患者をさつがいした。

患者の名前はトミー・ルアナ、25歳。

患者ルアナの腹部が切開されていたが、看護師の話では、手術前は縫合(ほうごう)されていたという。

腹部レントゲン写真から、ルアナは皮膚のすぐ下に何かを埋め込んでいたことがわかった。

埋め込んでいたものはいったい何なのか?

何人さつがいしても手に入れたいものとは?

防犯カメラ映像

事件現場の防犯カメラに、フードをかぶった女がうつっていた。

カメラをうまく避けており、どのカメラにも顔は写っていなかった。

しかし、右手の甲にわかりやすい特徴があった。タトゥーだ。

そして、ルアナをはねたパトカーの車載カメラにも、タトゥーの女が映っていた。

容疑者は現場にいたのだ。

ルアナは助けを求めるためにパトカーの前に出たら、ひかれてしまったのだ。

腹部に埋め込まれたものは?

ルアナの携帯データから、昨日の午後、チャイナタウンの漢方薬店にいたことがわかった。

漢方薬店の店主、デビッド・ヤンはヤミ手術をしていた。

デビッド・ヤンにルアナの手術を依頼し、おカネを払ったのはクリス・ダルトンという男だった。

埋め込んだものはUSBメモリー。

ダルトンはヤンに5,000ドル、ルアナに1万ドルを払い、香港行きのチケットを買っていた。

ダルトン本人も2日後に香港行きのチケットを取っていた。

香港に行く前にダルトンを確保できるか?

クリス・ダルトンに面会

ティーブとダニーはシレックス・ラボズ社でダルトンに面会を申し込んだ。

ダルトンはエリオット・ブレナーの内務調査を受けていた。

ティーブとダニーがブレナーと話している間に、ダルトンは逃走してしまった。

シレックス・ラボズ社は国家安全保障局のシステムを管理していた。

ダルトンは担当者の立場を利用し、機密情報をダウンロードしたのだ。

その情報は諜報活動。極秘で活動している工作員の情報だった。

愛国者

ダルトンの自宅を捜索から、予備役将校(よびえきしょうこう)訓練を受け、玄関には国旗を掲げている愛国者であることがわかった。

また、フードの女の正体も判明した。

フードの女は、ダルトンの彼女だった。しかし・・・。

このあとも驚きの展開が・・・

USBメモリーを手にしたフードの女がダルトンを必要とした理由は?

USBメモリーのなかに入っていたファイブ・オー関係者とは誰か?

ファイブ・オー本部に何が起きた?

このあとも見逃せない展開が・・・

サイドストーリー

ティーブ・マクギャレット自宅

ティーブの自宅にファイブ・オー・メンバーが集結していた。

ティーブ、ダニー、チン、コノ、ルー、そしてアビー。

ルーは、ファイブ・オーを狙っている人物の写真を見ていた。

連邦検事のロバート・コフ。

その名前を聞いてチンが反応した。

「コフリン?」

「そうだ。レックスの弟。ボストンから異動になった」

ティーブが答えた。

かつてチンが連邦検事に狙われた件

チンの調査を担当した内部調査の刑事がレックスだった。

没収物の保管庫から現金が消えた件でチンが疑われたのだ。

現金の容疑は晴れたが、今度はチンがガブリエルを助けていたという疑いがかけられた。

魔女狩りのごとく、チンを犯人だと決めつけて刑務所にぶち込もうとしていた。

チンが犯人だと証言させようと取り引きした。

取り引きのため、無謀にもガブリエルを刑務所から一時的に出してしまった。

レックスはガブリエルにさつがいされ、ガブリエルは逃走した。

今回のダニーの件は?

まず、正式な調査なのか、私的な復しゅうなのか、調べる。

調査なら、部下がいるはずだ。

その部下とは誰なのか?

ハワイ・ファイブ・オー シーズン6 エピソード17(第17話)のトリビア

腹部レントゲン写真

キングとクイーン

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写真の右下に、「キングズ・メディカル・センター(KING'S MEDICAL CENTER)」と書いてあります。

オアフ島には、「クイーンズ・メディカル・センター(QUEEN'S MEDICAL CENTER」があり、ファイブ・オーの舞台としてもよく使われています。

エピソード17では病院名が出てきませんでしたが、クイーン(女王)をもじってキング(王)にしたんだな、と思いました。

ついでに言うと、拡大する前の写真から、

  • 健康な男性(少なくとも腹部に大きな異常はない)
  • レントゲンの教科書に載せるような綺麗な腹部臥位の写真

でした。

腹部レントゲンとUSBフラッシュメモリー

ちなみにですが、放射線技師歴21年の私から言わせてもらうと、USBメモリーはこんなに真っ白には写りません。

この白さは、しっかりとした均一な厚みのある金属です。

USBメモリーなら、製品にもよりますが、中の構造が写りますので、見ただけでUSBメモリーとわかります。

また、手術で取り出したときの映像も出てきますが、実物と比べてレントゲンに写っているUSBメモリーは小さすぎです。

ダルトンが使った128ビットAES

AESとは、Advanced Encryption Standardの略で、アメリカの標準暗号方式で、Rijndael(読み方がわかりませんね)という方式が採用されています。

128ビットというのは、2の128乗で、10進法で表すと、「340282366920938463463374607431768211456」(10を38回かけ算した数字の約3.4倍)という、非常に大きな数字です。

暗号を解読するために、340282366920938463463374607431768211456回も計算しなければならないため、すくなくともシーズン6が放送された段階では、かなり強力な暗号化方式でした。

これに加えて、ダルトンは独自の暗号化をしていて、そのカギはダルトンの頭の中にしかないというテッペキなセキュリティでした。

訃報

エンディングで「ブロック・リトルの思い出に捧ぐ(IN MEMORY OF BROCK LITTLE)」の文字が表示されました。

ブロック・リトル氏は、美しく、やく動感のある波の写真で有名な、写真家クラーク・リトル氏の兄です。

ブロック・リトル氏は有名なビッグ・ウェーバー(サーファー)でした。

48歳という若さでこの世を去った原因は、サーフィンではなく、ガンだったようです。

ハワイ・ファイブ・オー シーズン6 エピソード17(第17話)に出てくるハワイの舞台

「チャイナタウン 神気漢方薬店(SHENQI HERBAL MEDICINE, CHINATOWN)」

架空の漢方薬店です。チャイナタウンを探してみましたが見つかりませんでした。

「ワイマナロ シレックス・ラボズ社(SILLEX LABS, WAIMANALO)」

架空の会社です。

sillex-labs
Bellows Air Force Station as SILLEX LABS INC.

映っている場所はたしかにワイマナロですが、企業ではありません。

海兵隊の訓練施設「ベローズ・エアフォース・ステーション」の一部です。

bellows-air-force-station

まとめ

ハワイ・ファイブ・オー シーズン6 エピソード17は「裏切られた愛国心」でした。

愛国心を持つ若い男がハニートラップに引っかかり、国家の重要な機密を漏らしてしまうところでした。

厳重に暗号化して、ダルトンの頭の中にしかカギがない状態だったのが幸いです。

兄の復しゅう心に狂ったコフリンが矛盾したことを言っていましたね。

ファイブ・オーを監督する機関がなくて野放しになっているとした上で「しばりがなければ職権を乱用する。当然だ」と言いました。

しかし、アビーにたいしてこうも言っています。

「サンフランシスコ警察は君が調査に参加することを承諾している。つまり、監督はわたし一人、全権限はわたしにある。任務を放棄するなら、バッジは返還だ」

つまり、自分の言うことを聞かなければ、警察官をクビにすると言っているのです。

それこそが職権の濫用(らんよう)ですね。

さて、waiwaiの意味ですが、ダルトンがCIA諜報員という国の重要な資産(waiwai)をおびやかした、ということでしょうか。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。