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ワイキキの免税店TギャラリアbyDFSハワイが撤退?

今回は、ハワイが大好きな人にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできたのでお伝えします。

なんと、ワイキキの免税店、Tギャラリア・バイ・DFS、ハワイ(T-Galleria by DFS, Hawaii)が撤退したというニュースです。

長いので、以下、「Tギャラリア」と短縮します。

Tギャラリアの入っているビルがワイキキ・ギャラリア・タワー(Waikiki Galleria Tower)という名前なのですが、ハワイの投資家がこのビルを買収したのです。

買収する前にTギャラリアは撤退していたようなのですが、知っている限り公表はされていなかったので知りませんでした。

長い間、ワイキキ・ギャラリア・タワーの建物は木の板で打ち付けられ、バリケードが貼られている状態でした。

新型コロナウィルスによるストレスで暴動や略奪が発生しないための防止策が施されていたのでしょう。

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ハワイの投資家がDFSの撤退後にワイキキ・ギャラリア・タワーを買収

下記のニュースを先にまとめておきます。

  • この買収とは直接関係なく、DFSはすでに閉鎖していた。
  • DFSは、コロナよりも前に、旅行者の消費額の減少でピンチを感じていた。
  • DFSが閉鎖した理由は、リース契約延長オプションを拒否したため。

パシフィックビジネスニュース(Pacific Business News)

ブラックサンド・キャピタルが率いるハワイの投資家たちは、カラカウア通りにあるワイキキ・ギャラリア・タワーを、非公開の価格で購入する契約を結んでいる。このタワーは、DFSグループが2020年、COVID-19パンデミックのさなかに75,000平方フィートの高級小売店「T Galleria by DFS」を閉鎖した場所だ。

この取引は、今後30日から60日以内に完了する予定。売主はサンノーUSA社の関連会社である2222 SPE LLCで、2011年12月にミルズグループから15階建てのビルを1億8715万ドルで購入した。

このビルには、75,000平方フィートの2階建ての店舗用ポディウムがあり、その上には駐車場と86,000平方フィートのオフィススペースがある。建物はカラカウア通り2222番地、ロイヤルハワイアン通りの角にある1.06エーカーの敷地に建っている。

DFSグループは、2020年4月にCOVID-19の影響でハワイ州が観光をシャットダウンした際、Tギャラリアのほか、ホノルル空港店とカフルイ空港店も閉鎖していた。同年10月には、Tギャラリアの従業員113名のうち99名を恒久的に解雇空港の従業員は一時解雇にしていた。

ホノルルに本社を置くプライベート・エクイティ企業、ブラックサンド・キャピタル社の社長兼CEOであるB.J.コバヤシ氏は、PBNの取材に対し「ブラックサンド・キャピタル社は、小売スペースの再開発計画に取り組んでいます。(中略)私たちは、ハワイの観光産業の回復力に非常に強い自信を持っています。カラカウア通りは、全米で最も好調な高級店街のひとつであり、カラカウア通りの2200ブロックは非常に人気があります」とコバヤシは述べている。"この資産はかけがえのないものです。」と語った。

このビルはバンク・オブ・ハワイが開発したもので、かつては同銀行のワイキキ支店と、DFSが空けた1階と2階にウールワース・ストアが入っていた。

かつてハワイ州最大の小売業者であったDFSは、1999年9月に6500万ドルを投じてウールワース跡地を再開発する計画を発表し、総額5750万ドルのリース契約を結んだ。

2013年にギャラリア店を「Tギャラリア」とブランド変更し、海外旅行者に力を入れていたDFSは、すでに旅行者の消費額の減少によるピンチを感じており、2020年3月のパンデミック開始よりも前の2019年9月に、従業員の4分の1にあたる165人(州全体)を解雇していた。

国際的な小売大手LVMHモエ・ヘネシールイ・ヴィトンが所有する香港のDFSグループは、タワーの後ろにある建物とポディウムを合計13区画(合計1.58エーカー)にわたって所有しているが、同社がこの物件をどのように計画しているかはすぐにはわからなかった。

パシフィックビジネスニュースはDFSグループにコメントを求めている。

出典:パシフィックビジネスニュース 2021年5月18日付の記事から抜粋・翻訳・改変

続報(2021年7月30日)

ハワイを拠点とするブラックサンド・キャピタル社は、2021年7月30日(金)にワイキキ・ギャレリア・タワーの買収を完了した。

買収金額は2億7000万ドル、カラカウア通り沿いの一等地にある店舗を地元のオーナーに戻した。

ブラックサンド・キャピタル社は、カラカウア通り側の2階建て部分(75,000平方フィート)の店舗再開発計画を進めている。

最近ではDFSグループのTギャラリアが入居していたが、DFSは昨年末、1999年から入居していたスペースのリース延長オプションを拒否していた。

ブラックサンド・キャピタル社は、ホノルルの建築会社デザイン・パートナーズと共同で、プロジェクトのコンセプトプランを練っているが、デザイン・アーキテクトはまだ選定していない。

パシフィック・ビジネス・ニュース 2021年7月30日付の記事から抜粋・翻訳・改変

ワイキキ・ギャラリア・タワーの基本情報

パシフィック・ビジネス・ニュース(PBN)の記事からまとめます。

名称Waikiki Galleria Tower
ワイキキ・ギャラリア・タワー
住所2222 Kalakaua Ave.
カラカウア通り2222番地
敷地面積1.06エーカー
(約4,300平方メートル)
2階建て店舗用ポディウムの面積75,000平方フィート
(約7,000平方メートル)
オフィススペースと駐車場の面積86,000平方フィート
(約8,000平方メートル)

DFSグループは、タワーの後ろにある建物とポディウムを合計13区画、合計1.58エーカーにわたって所有しています。

ワイキキ・ギャラリア・タワーの所有者の変遷

こちらもパシフィック・ビジネス・ニュース(PBN)の記事からまとめます。

期間所有者買収(購入)金額
19??〜1988バンク・オブ・ハワイ
Bank of Hawaii
1988〜2001日本信販
Nippon Shinpan
6600万ドル
2001〜2003シドラーグループ、アンジェロ・ゴードン・アンド・カンパニー、ビル・ミルズ
The Shidler Group, Angelo, Gordon & Co., Bill Mills
9500万ドル
2003〜2011The Mills Group
ミルズグループ
1億2500万ドル
2011〜20212222 SPE LLC
(サンノーUSA社の関連会社)
1億8715万ドル
2021〜ブラックサンド・キャピタル
BlackSand Capital
2億7000万ドル

DFSが閉鎖した影響は甚大

ロイヤルハワイアン通りはゴーストタウン状態

ハワイYouTuber@hawaiinistさんの動画にもありますが、COVID-19パンデミックの影響で観光客が激減した影響に加えて、集客効果のあるTギャラリアが閉店したこともあってか、Tギャラリア周辺の店舗は軒並み閉店しています。

アメリカ人観光客の観光は復活しているので、徐々に回復することを祈ります。

ハワイ閉鎖中の免税店Tギャラリアのバリケードはすごい!https://t.co/nQ04hugIc1#ハワイ #ワイキキ #ハワイ最新情報 #ハワイニュース #ハワイ二スト #hawaiinist #ハワイ旅行 #免税店 pic.twitter.com/M9RiOAZnNt

— Hawaiinist(ハワイニスト)@南国ハワイ (@hawaiinist) December 17, 2020

両替はどこですれば?

Tギャラリア内にも両替所がありましたが、その近辺にも両替所が数店舗ありました。Tギャラリア周辺の両替所も閉店しており、復活するかどうかはわかりません。

日本人の観光が回復したら、私たちはどこで両替をすればいいのでしょうか。

クレジットカードで決済できるところはいいですが、現金が必要なときは困りますね。

非常に不便です。

私が知る限り、DFSの両替所が、いちばん換金レートが良かったので、本当に残念です。

2021年11月4日追記

Tギャラリア内の両替所はいまだ不明ですが、ロイヤル・ハワイアン通り側の両替所は、営業を再開したところもあります。

ダニエル・K・イノウエ(ホノルル)空港のDFS(免税店)も閉店(一部営業再開)

上で紹介した記事によれば、空港の免税店のほうは、従業員が「一時」解雇なので、復活する可能性はまだ考えられますね。

コロナ禍ではダニエル・K・イノウエ空港もほとんどの店舗が閉まっていて淋しい感じがします。

>> ハワイ旅行はいつから行けるのか?いま行ったらどうなるのか?

2021年8月29日追記

DFSホームページで下記の発表がありました。

DFS、ハワイ・ダニエル・K・イノウエ国際空港の「From Hawaii with Love」ショップは、2021年8月13日にリニューアルオープンします。

「From Hawaii with Love(ハワイから愛を込めて)」ショップというのは何でしょうか?

ダニエル・K・イノウエ空港のターミナル2にある11店舗のうちでも、看板に「From Hawaii with Love」と書いてある4店舗のことです。

空港のウェブサイトで店舗の外観写真を見ることができます。

横にスクロールできます。

店舗名 取扱商品 店舗数
DFS Beauty 化粧品 1
DFS Duty Free 酒類、タバコ類 2
DFS From Hawaii with Love ハワイ土産 4
DFS Galleria サングラス、腕時計、(店舗により)化粧品、財布、宝石 3
DFS Travel Bags and Essentials スーツケース、旅行かばんなど 1

DFS-from-Hawaii-with-Love
画像の出典:DFS from Hawaii with Love

上のマップ画像をクリックすると、ダニエル・K・イノウエ空港のウェブサイトが別のタブで開きます。(英語のみ)

* 2021年12月23日現在、リンク先がうまく稼働していないようです。クリックしてもタイムアウトになります(´;ω;`)

リンク先で Shopping にカーソルを当てると、ドロップダウンリストが表示されます。

次に、 DFS from Hawaii with Love をクリックすると、上の画像のようなマップが出てきますよ。

Tギャラリアby DFS、ハワイの思い出

初めて行った2004年

当時は「DFSギャラリア、ワイキキ」という名前でした。

順路が決まっていて、一方通行になっていました。入店すると、一旦エスカレーターで最上階まで行ってから矢印方向に進み、ほぼ全店舗の前を通りながら下に降りていく方式です。ショートカットもできないようになっていました。

JTBのオリオリカードを持っていくと、抽選でプレゼントがもらえたのですが、それだけのために行っても一周まわらなければならず、時間がもったいないなあと思っていました。

1階まで降りるとスタバがあって、ここでひと休みするのが好きでした。

ハワイでウォシュレット

日本ではウォシュレットがあたり前ですが、ハワイに行くとウォシュレットがなく、日本でウォシュレットを頼りにしている人は辛いです。

そんななか、Tギャラリアのトイレの一部にウォシュレットが付いたという情報を聞き、トイレのために行ったこともありました。ところが、それを知っている日本人が多く、トイレは混雑していました。やっと空いたと思って入ってみると、なんと!故障しているではありませんか!ということで、わざわざTギャラリアまで行った努力は報われませんでした。

ウォシュレットが付いているホテルなども少しずつ増えきてはいますが、まだまだないところも多いです。

ワイキキのインターナショナルマーケットプレイスがリニューアルオープンしたときは、トイレにウォシュレットが付いているんじゃないかと期待しながら行きましたが、残念ながらアメリカンスタイルでした。

>> 携帯ウォシュレット【ハワイに持っていくと便利:ホテルのトイレ】

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さいごに

カラカウア通りは、ニューヨークの五番街ビバリーヒルズのロデオドライブ、サンフランシスコのユニオンスクエアに次ぐ、全米でも有数の小売店であり、賃料や知名度も高い場所です。

買収したブラックサンド・キャピタル社が今後どのように開発するのか、目が離せませんね。

以前のような高級店ばかりの構成で運営会社が変わるだけなのか、それとも、少し庶民的な要素も加わって楽しめるような場所になるのか。

高級ブランド店ばかりなら、ほかのショッピングセンターと変わりがないですね。

私にとっては、少なくとも以前のようなレートのよい両替所ができるとうれしいです。

Tギャラリアといえば、いろいろなツアーのバス、トロリーが発着するために人が集まる活気のある場所というイメージがあります。

また以前のような活気が戻ることを祈ります。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

Tギャラリア以外にも、ショッキングな場所が閉業しています。

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